大腸癌と診断されてビビってた11年前の自分へ

整体師をやっている傍ら、

「がんサバイバーREO」というアカウント名でインスタやYouTubeで活動してます。

 

僕は今から約10年前、27歳の時に大腸癌ステージ3と診断され、肉体的にも精神的にもどん底でした。

今では、そこから乗り越えてきた経験やどうやって心が楽になったかを伝えています。

僕がどん底から乗り越えてきた経験を発信することで、一人でも多くの方が勇気づけられ、自分の人生を取り戻す助けになれればと思っています。

https://youtube.com/@reo5276?si=vibgsP5dMZnx62XV

ビビらなくても大丈夫

 僕の大腸がんが発覚したのが11年前の9月でした。
9月で11年が経つのでこの11年間を少し 振り返り、どん底で苦しんでいた11年前の自分に 「良くここまで生きてきたと感謝の言葉」と、「大丈夫だから」ということを伝えたいと思います。

 

まず大腸がんステージ3aと診断されてから、手術して半年間の抗がん剤もして、 将来に対して不安しかなくて、 毎日毎日不安でいっぱいで、こんな不安を抱えたまま生きてるなら死んだ方が楽なんじゃないかと精神的にも どん底にいた状態から、なんとか状況を好転させようと 努力して、 諦めずにがんと不安や恐れに向き合い、乗り越えてきた自分に感謝します。乗り越えてくれてありがとう。

 

そして、将来に対してたくさんの心配や不安、恐れを抱えていると思うけど、あなたが心配していたことは一つも起こらなかった。だから安心してね。

 

そんなことを言っても11年前の、どん底の渦中にいるあなたは信じられないと思うけど、けどすべて大丈夫だったから。

当時の心境の振り返り

当時 27歳で  大腸がんと診断されたのは絶望で、将来に対して不安しかなかったことを覚えています。

27歳だったので元気 バリバリに仕事していましたし、 遊んでいましたし、なんで自分が という思いでいっぱいでした。

検査した病院で癌と診断されてから始めは 頭が真っ白になり、 この後どうしようという気持ちでした。

僕はどうしていいかわからず 軽い パニックになっていたのですが、 家に帰って母親に大腸がんであることを伝えました。

母親もショックだったと思うのですが、すぐに切り替えて、大腸癌が治る方法を探してくれました。

そんな姿を見て 僕もまずは早く手術をしようと 少し 正気に戻った感じでした。

 

それから いくつかの病院を回っていい先生に巡り合えて、すぐに手術をしてくれました。

手術前に リンパ節まで転移していることは分かっていて、 もしかしたら腹膜に転移しているかもしれない、腹膜に転移しているともっとステージが上がると言われていて、 それは手術してお腹を開けてみないと分からないと言われていたし、大腸の状態が悪ければ ストーマになるかもしれないということも伝えられ、 どうしても悪い方 悪い方に考えてしまいその度に絶望を感じていました。


幸い 腹膜には転移していなくて、人工肛門にもなりませんでした。


でも 術後の痛み も絶望的な 痛みだったし、 体中につながれている 管 も絶望でした。

 27歳なのに 何でこんなことになったんだろう という思いでいっぱいでした。

心境の変化

それから なんとか 退院して、抗がん剤をしながら、仕事に復帰していくのですが、 やっぱり前みたいに100% 元気な状態で生活ができたわけではなくて、 常に不安や恐れというのは つきまとっていました。

 再発するかもしれないという恐れ、死ぬかもしれないという恐れ、 結婚できるのかなという恐れ、 子どもはできるのかなという恐れ、 仕事はどうなるんだろうという恐れ。

たくさんの恐れを押し殺しながら なんとか生きていたという状態でした。

 

そしてついに 抗がん剤の副作用も強くなり、食事もできない、 気持ち悪い という状態になった時に心がポッキリと折れました。

不安と恐れに潰されて、頑張ることができなくなりました。

 夜 不安で眠ることができない時もあったし、 人と会うと動悸が止まらなくなったりとか、 精神的にどん底にいました。

 

仕事も続けることができなくなり、 抗がん剤が終わるまでは 療養することに決めたのですが、 心は常に不安でいっぱいで 心が休まる時はありませんでした。

 

 ただ自分の考えでは、心療内科 みたいなところに行って薬をもらったところで 心が回復することはないと思ったし、 自分で乗り越えようと 考えてました。

それからは 精神的にしんどい 中で なんとか気持ちを立て直そうと、色々な人に話を聞いてもらったり、自己啓発系の本や 心理学系の 本を読んで、 なんとか気持ちを前向きに しようと必死でした。

再発の不安や死ぬことの恐れで いっぱいで、自分の人生はどうなってしまうんだろうと、そんなことで 頭がいっぱいで、こんな辛い思いで生きていくんだな 死んでしまった方が楽なんじゃないかと考えたこともあります。

 

それでも なんとかこの状況は抜け出そうともがいていた中で、1冊の本と 出会い 状況が好転しました。

 再発の不安や死ぬことの恐れを受け入れることで、マイナスの拒絶でいっぱいだった 自分の心がどんどん 軽くなって、前を 向いて生きていく勇気が湧いてきました。

それからは大きな不安や恐れというのは 感じることがなく、 抗がん剤が終わる 半年後には精神的に完全復活しました。

それからは癌に対する不安や恐れはなくなり、3ヶ月に1回やっていた定期検査も全然怖いことはなく、そのまま6年が経ち寛解ということになりました。

感謝と大丈夫

改めてよく頑張ったなと思います。

そしてどん底にいた当時の自分に言いたいのは、あなたが抱えている将来に対する不安や恐れっていうのは一切 起きなかったと。

大腸がんが再発することはなかったし、 癌と診断されてから11年間も生きることができているし、結婚することもできたし、子どもも3人できたし、 仕事も順調にすることができて、家を買うこともできた。

 

11年前のあなたが抱えていた将来に対する不安や恐れは一切起きず、 11年前のあなたが想像することもできなかった幸せな人生を歩むことができている。

どん底でもがき苦しんでいる11年前のあなたに、『あなたが考えている 将来に対する不安や恐れは一才起きない、 だから大丈夫だ』と言っても、あなたは信じることができないと思う。

でも、現実は本当に大丈夫でした。

 

もがき苦しんでくれた 11年前のあなたがいることで、乗り越えてくれたことで、 今の自分がいます。

当時は辛かったと思うけど、諦めずに 乗り越えてくれてありがとう。

 

 そして、これは今がんで苦しんでいるあなたにも言えることだと思います。

色々な不安や恐れがあると思うけど、その不安や恐れはほとんど起きることなく大丈夫なんです。

大丈夫だと言われても そんなこと 信じられないと思うけど、それでも大丈夫なんです。

 

1年後 2年後には笑っていられると信じてください。

自分は運が良いから大丈夫だと信じてください。

今はしんどいと思うけど、諦めずに 乗り越えてください。

 

そして たまには、よく頑張っている自分に感謝と、良く頑張ってくれてるねとねぎらいの言葉をかけてあげてください。

きっとあなたの力になってくれると思います。

湘南台ゆがみ改善整体院