腱鞘炎は腱や腕にある腱をおおっている『腱鞘』に炎症が起こる疾患です。
手の使いすぎが原因なので手首に負担のかかりやすいPC作業や、重いものを持つ仕事の方に多くみられます。
また、手の使いすぎ以外にも『女性ホルモン』が原因となることがあります。
ホルモンバランスに変化が起きやすい産後の女性や、閉経後の女性も腱鞘炎が起きやすくなるのです。
まとめると、腱鞘炎は
- 手や腕を良く使う仕事の人(PCやスマホ、重いものを持つ)
- 産後の女性や更年期の女性
に起きやすい疾患ですね。
- 仕事上どうしても手首を使うので、手首の痛みがなかなか取れない
- 腕が痛くて包丁やボールペンを握るのがやっと
- ホルモンバランスの影響だから母乳が終わるまで待つしかないと病院で言われた
- ステロイド注射をすれば治ると言われたが、授乳中のためできない
- 授乳のときや抱き上げる時など刺すような強い痛みがある
シップの効果効能
シップは大きく分けると冷シップと温シップの2種類に分けられます。
主に筋肉の緊張を緩める目的で用いられ、他には捻挫や打撲などの治療に使用されることが多いです。
冷シップは主に炎症や痛みを抑えるもので、急性の痛みの緩和に効果的。
温シップは主に血行の改善を目的としたもので、慢性の腰痛や慢性の肩こりに対して使用されることが多いです。
冷シップと温シップと名前はついてるものの、実際に使用してみると冷やしたり温めたりする効果は少ないようです。
冷シップではシップを貼っていることで体温が外に逃げることができずに熱がこもります。
シップを長時間貼っていると、貼っている部分が熱くなってくるのを感じたことはありませんか?
あれのことです。
温シップは、温感シップといってトウガラシエキスなどで皮膚にある温感点を刺激することで温かさを感じるもので、温めの効果は少ないようです。
シップで腱鞘炎が少しでも良くなりましたでしょうか?
シップを貼ることで腱鞘炎は改善されましたか?
改善されていればシップの効果があったようですね。
ただ、このページを読んでいるあなたはシップを貼ってもなかなか効果を感じれていない方だと思います。
そこで、シップ以外に自分でできるケアについてご紹介します。
腱鞘炎に聞く4つのセルフケア
温めるか冷やす
腱鞘炎だから温める、冷やした方が良いとは一概に言えません。
あなたのカラダの状態によって違うので両方試してみてください。
温かいお湯やカイロで温めたり、氷などでアイシングをしてみて、痛みが和らいだり楽と感じられる方で良いです。
もし、痛みや不快感が強く出るようでしたら逆のことをしてあげましょう。
しっかり睡眠をとる
睡眠は健康でいるための基本中の基本です。
しっかり睡眠をとることでカラダは回復します。
睡眠不足が腱鞘炎の原因とは、考えにくいと思うかもしれませんが大いに関係します。
ただ、産後の女性などはどうしても夜中に赤ちゃんが起きてしまうのでしっかり睡眠をとることは難しいですよね。
そう言った場合は、できるだけ腕を使わない時間を増やしてあげたり、日中眠れる時にしっかり眠ってカラダを休ませましょう。
ストレッチ
当院では「みずぽっと体操」という、腱鞘炎に良く効く体操をアドバイスしています。
ポイントは、痛みのある部分だけでなく手首、肘、肩、肩甲骨や上半身、下半身など全身のストレッチをすることです。
腱鞘炎で指や手首が痛くてもそこだけに問題はありません。
全身の筋肉をゆるめて血液などのカラダの水分を循環させてあげましょう。
カラダの使い方
腱鞘炎の方は、カラダが上手に使えず腕だけで作業していることがあります。
カラダ全体を使うことを意識すると腕にかかる負担が減っていきます。
例えば、赤ちゃんを抱きあげる時や重いものを持つときは腕だけで持ち上げようとせずに、足や背中を意識して持ち上げるなど。
授乳の時も腕だけで抱っこするのではなく背中を伸ばして、背中で抱っこするようなイメージですね。
以上の4つのケアをしてあげるだけでも腱鞘炎は楽になります。
ぜひお試しください。
シップで良くならない理由
いくらシップを貼っても腱鞘炎が良くならないのには理由があります。
腱鞘炎を起こしている原因にアプローチできていないからです。
指や手首に痛みがあっても、そこに痛みを起こしている原因はありません。
なので、いくら指や手首にシップを貼っても腱鞘炎は楽になっていかないのです。
腱鞘炎を起こしている本当の原因はカラダの『ゆがみ』です。
カラダがゆがむことで腕が上手に杖ず、指や手首に負担がかかり腱鞘炎が起きやすくなります。
この『ゆがみ』から改善しない限り腱鞘炎は解消されません。
腱鞘炎の本当の原因
腱鞘炎を起こしている手術の原因はカラダの『ゆがみ』です。
さらに、どうしてカラダがゆがむか深掘りしていくと大元は疲労、特に内臓の疲労にあります。
腱鞘炎を起こしている大元の原因は『内臓の疲労』なのです。
かたよりのある食事や、睡眠不足、運動不足、ストレス過多など生活習慣のバランスが崩れるとカラダには疲労がたまります。
そして、疲労物質を処理するのは内臓なので内臓も疲れるのです。
疲労がたまるとカラダはゆがみます。
疲れたときに「疲れたー」といって背筋がピンと伸びている人はいないですよね。
疲れたときは背中が丸まり、前かがみになりますよね。
あの姿勢こそがゆがみです。
カラダがゆがむことで腕もねじれ、ねじれたまま日常生活、パソコンやスマホの操作、子どもの抱っこや授乳、洗濯や料理などの家事を行うことで腕に負担がかかり血液などの循環が低下し腱鞘炎は起きます。
まとめると、腱鞘炎を起こしている本当の原因は
カラダの『ゆがみ』
↓(さらに大元をたどると)
『内臓の疲労』にあります。
内臓の疲労から解消することで、シップを貼っても良くならない痛みの強い腱鞘炎は改善されます。
以上で「腱鞘炎にシップは本当に効くのか?」という内容についてお話しさせていただきました。
いかがでしたでしょうか?
少しでも参考になれば幸いです。
もしあなたが、腱鞘炎による痛みで
仕事が辛い、子どもを抱っこできない、満足に授乳できない、家事ができないとお悩みでしたら、一人で悩まずにお気軽にご相談くださいね。
あなたからのご連絡をお待ちしています。
お電話ありがとうございます、
湘南台ゆがみ改善整体院でございます。