癌患者にかけてあげる言葉とメンタルケア

整体師をやっている傍ら、

「がんサバイバーREO」というアカウント名でインスタやYouTubeで活動してます。

 

僕は今から約10年前、27歳の時に大腸癌ステージ3と診断され、肉体的にも精神的にもどん底でした。

今では、そこから乗り越えてきた経験やどうやって心が楽になったかを伝えています。

僕がどん底から乗り越えてきた経験を発信することで、一人でも多くの方が勇気づけられ、自分の人生を取り戻す助けになれればと思っています。

YouTubeでいただいたコメントに

ステージ4で緩和ケアの患者さん。余命はひと月もちません。意識はしっかりしています。かけてあげる言葉、メンタルケアはどうすればいいか教えてください。」

とありましたので、僕なりの考えをお伝えさせていただきます。

 

最初、このコメントをいただいた時には、

僕とその方では癌になった年齢も立場も心の状況も違うし、

僕はその患者さんを知っているわけではないので、

「僕にはわかりません…ご自分で考えて、伝えたい言葉を伝えてあげることがベストなんじゃないでしょうか。」

とコメントしてしまいました。

 

今考えれば突き放すような感じになってしまったかなと思い、

どういう言葉をかけて欲しいか、

どういうふうに接して欲しいか、

人それぞれ違うとは思うのですが、僕なりの見解をお話ししようと思います。

状況によって嬉しかった言葉は違った

僕の場合は手術する前心が折れないように頑張ってた時、

 抗がん剤の副作用で メンタルが落ち込んでいた時、

など 状況によっても心の状態は違くて、

その時にかけてもらって嬉しかった言葉というのは変わります。

 

この癌患者さんの場合は 

緩和ケアで余命は ひと月もないけど 意識はしっかりしている、

ということなので 僕に当てはめて考えると、

メンタルがどん底に落ちているというよりは、

 心が折れないように淡々と 頑張っている、

という状況かなと 推測してお話しさせていただきます。

 

メンタルが どん底に落ちる前は、

普通に接してもらうことが嬉しかったです。

心配してもらったり、悲しまれたり、悲観的な対応をされるよりも、

普段通り 他愛もない話や、

冗談を言い合ってる時っていうのは、

心が安らぐ時間でした。

楽しい方が良い

理由としては、

心配してもらったりするのもありがたいこと なんですけど、

自分の場合は、 がんという病気が余計に深刻なものになってしまう感じがしました。

 

 いろんな人が心配してくれれば心配してくれるほど、

やっぱり癌っていうのは大変な病気なんだな、

という考えが強化されてしまうような感じでした。

 

 逆に、 普段通り接してもらうことは、

大変な病気感というのは薄れていって、

癌を深刻なものと 考えなくても済む時間でした。 

 

それに、 たわいのない話や冗談や楽しい話をしている方が、

当然ですが楽しくて、心が楽でした。

 

心の状況によっても、人によっても、

かけてほしい言葉というのは変わるかなと思います。

 

相談にあったがん患者さんの場合は、

 緩和ケアで 余命1ヶ月ということですので、

心配したり、一緒に悲しんであげるよりも、

楽しい時間を過ごしてあげるのがいいんじゃないかなと僕は思います。

逆に考える

癌で 余命 1ヶ月と言うと、

なんか深刻でかわいそうな感じがしてしまうかもしれないけど、

人は 誰でもいつか死ぬ じゃないですか、

もちろん 死ぬことは 嬉しいことではないし 幸せなことではないかもしれないけど。

 

逆に考えると、

あと1ヶ月で死んでしまうかもしれない、

とわかっていることはまだ幸せな方なのかもしれない。

 

 交通事故や、 他の事故や、事件などに巻き込まれて急に亡くなる方もいると思います。

 その方達っていうのは、

 まさか自分が死ぬなんて思っていないから、

 もしかしたら やり残したことがいっぱいあるのかもしれない。

 

 家族と喧嘩して家を出て、そのまま なくなってしまうこともあるかもしれない。

 やりたいことがあったのに、 できずになくなってしまったかもしれない。

 

 それを考えると、

 あと1ヶ月 あるというのは、

自分の命が尽きるまでに整理ができるかな と思います。

 

 やりたいことをやる、

 食べたいものを食べる、 など。

まとめ

ちょっと話は脱線してしまいましたが、

どのように接してあげるといいかと言うと、

 

 僕なら残りの1ヶ月、

悲しみながら死ぬよりは、

楽しんで過ごしたいと思います。

 

だから 心配や 気を使ってもらいながら過ごすよりも、

他愛もない話や 冗談など、

いつもと変わらない 接し方をしてもらえると嬉しいかな と思います。 

 

あくまでも これは僕がそうしてもらえると嬉しいな、

 という話であって、

 全ての人に当てはまるわけではないので、

 最終的にはご自分で考えていただいて、

 その方にあった対応をしていただければいいなと思います。

 

今回の話が 少しでも参考になればと思います。

 

ではこれで、 がん患者さんにかけてあげる言葉やメンタルケア、

についてのお話を終わります。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

湘南台ゆがみ改善整体院